【バイク死亡事故】配偶者や子供の慰謝料も認められ損害賠償額が6千万を超えた判例

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認容額 6306万7906円
年齢 46 歳
性別 女性
職業 不明
傷病名

両側多発肋骨骨折

判決日 平成26年10月29日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

平成26年3月9日午後3時40分頃、静岡県田方群函南朝町桑原1381番地の道路において、普通乗用自動車を運転する加害者が左カーブから直線に入るところでアクセルを踏み込んだところ、左に滑る感覚があり慌てて右にハンドルを切りブレーキを掛けた結果、自動車が対向車線に進出し、被害者が運転する大型自動二輪車の左後部に衝突した。

被害者の事故後の経過

被害者は、本件事故により自動二輪車から転倒し、両側多発肋骨骨折等の傷害を負い、事故から約2時間後に外傷性ショックにより死亡した。

判決の概要

本件事故は自動車を運転していた加害者が適宜速度を調整し、道路状況に応じてハンドル・ブレーキ等を的確に操作し安全に進行する義務を怠ったことが事故の責任原因となっているため、被害者に過失相殺すべき過失はないと当事者の間で認められ過失割合については争わず、被害者の損害及びその損害額についてが争点となった。
被害者自身の治療関係費、逸失利益、慰謝料、葬儀費用等については請求の一部が認められ、かつ、被害者の家族固有の慰謝料についても請求の一部が認められた。

認容された損害額の内訳

治療関係費 73万1614円
逸失利益 3183万5552円
慰謝料 2400万円
葬儀関係費用 150万円
物損 152万8260円
その他 1万2374円
既払金 - 225万9874円
弁護士費用 572万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。