【主婦】被害者の後遺障害の賠償額6000万が認定された事件

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認容額 6068万5266円
年齢 52 歳
性別 女性
職業 主婦
傷病名

り頭部顔面外傷、外傷性くも膜下出血等

後遺障害等級 3級
判決日 平成24年6月20日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

平成19年11月20日午後5時10分頃,東京都大田区の片側一車線の道路上において、加害者Aが運転する自転車と、被害者が運転する自転車とが接触。その後、車道へ転倒した被害者に、加害者Bが運転する普通自動二輪車が衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故により頭部顔面外傷、外傷性くも膜下出血等の傷害を負い、脳神経外科病院に23日間入院し、退院後も18日の通院を経て、リハビリテーション科医師から,症状固定の診断を受けた。

後遺障害の内容

被害者は本件事故により、高次脳機能障害が残存しており一般就労が全くできないか困難なものと捉えられ、「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの」として3級3号に該当する旨の後遺障害等級認定を受けた。

判決の概要

自転車を運転する原告、自転車を運転する被告及び自動二輪車を運転する被告との間で発生した交通事故により、原告ら(自転車を運転した原告及びその家族)が損害を被ったと主張して、被告らに対して損害賠償を請求した事案において、請求を一部認容した事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 38万0794円
入院雑費 3万4500円
通院交通費 18万9924円
休業損害 376万3410円
逸失利益 3945万8222円
慰謝料 2170万円
親族付添費 1346万2317円
損害填補 - 1599万8894円
弁護士費用 558万円
過失相殺 -790万8241円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。