【学生】丁字路で被害者バイクと車が衝突、後遺障害11級認定

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認容額 2266万7409円
性別 男性
職業 高校生
傷病名

頭部・頸部挫傷、左脛骨開放骨折、左脛骨開放骨折等

後遺障害等級 11級
判決日 平成24年12月25日
裁判所 名古屋地方裁判所

交通事故の概要

平成21年5月21日午後5時ころ、愛知県長久手市内の信号機による交通整理の行われていない丁字型交差点において、直進していた被害者のバイクと、右折しようとした加害者がの車が出会い頭に衝突した。

被害者の入通院治療の経過

事故により頭部・頸部挫傷、左脛骨開放骨折、左脛骨開放骨折等の傷害を受けた被害者は、46日間入院し、退院後も約1年間通院しリハビリ治療を受けたが、左脛骨開放骨折に伴う左足関節の機能障害、左脛骨開放骨折に伴う左足第1足指の機能障害が残った。

後遺障害の内容

事故後、46日間入院し、退院後も約1年間通院しリハビリ治療を受けたが、左脛骨開放骨折に伴う左足関節の機能障害、左脛骨開放骨折に伴う左足第1足指の機能障害により、11級と認定された。

判決の概要

本件事故における過失相殺割合について、本件事故現場は見通しのよい直線道路であるが、被告は、右ウインカーを出し、歩道上で一時停止して左右を確認したうえ時速5キロメートルで進行し、頭部分が歩道から外側線内に出た付近で11.5メートル先に原告車を発見し、危険を感じてブレーキをかけたが1.2メートル進んで衝突し、その場に停止したものとして、原告にも軽度の前方不注視が認められるとしても、過失割合は原告10、被告90である等として、原告の請求を一部認容した。

認容された損害額の内訳

治療関係費 74万785円
入院付添費 27万900円
入院雑費 7万650円
通院交通費 58万3153円
将来介護費 7万200円
休業損害 73万4115円
逸失利益 2000万71円
慰謝料 610万円
装具費 12万5763円
弁護士費用 206万円
過失相殺 -286万9564円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。